会長と話すことになるかは
わかんないし、これ以上
誤解を招かないよう美月に
ついて来てもらってるけど、
それでもやっぱり構えちゃう。



「緊張しすぎだよ、結愛」



苦笑する美月と一緒に
生徒会室のドアをノックした。



聞こえてきたのは書記の
人の声で……中に入ると、
生徒会長はいなかった。



(なんだ……よかった……)



正直ホッとしながら書記の
人と話をして、最後に
資料をいくつかもらって、
用事は終わる。


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