《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「会長―――…」



涙が出そうになった。


『大丈夫だよ』っていう
一言が本当に温かくて――
嬉しくて。



今まで一人で不安と
闘ってたのが、その言葉に
一気に救われたような気がする。



「だから頑張って、君も
それを信じ続けて。――ね?」



「はい――…

ありがとうございます」



涙を堪えて俯いたあたしの
頭をもう一度ポンポンと
撫でて、会長は立ち上がった。



「さてと。もっとゆっくり
君といたいけど、そろそろ
僕は行かなきゃ」


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