「え―――…?」
鼓動がトクンと波打つ。
いつの間にか会長は、
真剣な眼差しであたしを見てた。
「その、芹沢さんが再会
したっていう知り合い。
その人が幼い頃に大切に
してたことっていうのは、
きっと君にとっても大切な
ことだったんじゃないの?」
(――あたしにとっても、
大切な――…)
「そう……です」
すごく大切で、かけがえの
ないもの。
「それなら。君がそれだけ
大切にしてるものなら、
きっと変わっちゃったり
なんかしない。
……大丈夫だよ」
_
鼓動がトクンと波打つ。
いつの間にか会長は、
真剣な眼差しであたしを見てた。
「その、芹沢さんが再会
したっていう知り合い。
その人が幼い頃に大切に
してたことっていうのは、
きっと君にとっても大切な
ことだったんじゃないの?」
(――あたしにとっても、
大切な――…)
「そう……です」
すごく大切で、かけがえの
ないもの。
「それなら。君がそれだけ
大切にしてるものなら、
きっと変わっちゃったり
なんかしない。
……大丈夫だよ」
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