《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「僕は君みたいな頑張り屋
さん、好きだよ。すごく」



「えっ!!?」



い、いきなり好きとかナニッ!?



(いやいや、落ち着けあたし!

今のは“頑張り屋さん”が
好きって言っただけでしょ)



もー、さっきからあたし
一人でオタオタしちゃってる。



額ににじんだ汗を手の甲で
拭うあたしに、会長は
さっきまでと同じ優しい
声でサラリと言った。



「芹沢さんがそう信じる
なら、何も変わったり、
なくなることなんてない。

僕はそう思うよ」


_