《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「あたし……は……」



さっきの藤枝さんと
親しそうにしてた陸の姿を
思い出すと、信じるって
決めたはずの心も折れ
ちゃいそうな気がしてた。



でも――あたしの“願い”
でいいなら、それは今も
変わってない。



「あたしは、変わらない
って信じたいです。

長い年月が経っても、その
間にどんなことがあっても。

幼い頃の大切な思い出や
輝いてたこと。
それに大切な人から
教わったことは、決して
色あせたりなんかしない
って思いたい――」


_