《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

そんな期待を持って、
あたしはやっぱり彼女に
会ってみようって決めた。



――3年2組に着くと、
思ったとおりもう人は
ほとんどいない。

お昼休みはみんな、ご飯を
食べに出かけてるからだ。



あたしはドアの所から、
中にいる数人に声をかけた。



「あの、すいません。

藤枝如乃さんを探して
るんですが……」



「藤枝にお客? 珍しいな」



一番ドアの近くにいた
男の人が反応してくれる。



「あ、えーと。剣道の
ことで聞きたいことが……」


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