《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

会いたかった。


話をしたかった。



でなきゃ今の陸の本当の心、
何もわからないから。



「ねぇ――どうして
あたしを避けるの?

こんな所まで逃げてきて――
なんでそこまでして――…」



「――うるせぇ。

別に逃げてなんかない。

お前がチョロチョロして
ウザいから、静かな所に
来てただけだ」



「だからそれが逃げてる
じゃない!

どうしてあたしと話を
してくれないのよ!?」



「は? 話すことなんか
何もないだろ。

前にも言ったけど、オレは
お前なんて知らな――」


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