《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「陸―――…!」



陸はあたしより先に
こっちに気づいてたみたい。


驚きを隠せない呆然とした
表情で、あたしを見てる。



「おま……なんで、ここが……」



「――ずっと探してたんだよ。
陸のいそうなとこ。

もしかしたら、
ここかもって思って――…」



不思議な予感だったけど、
やっぱり外れてなかったんだ。



あたしは静かな興奮を
感じながら、さらに陸の
そばに歩み寄る。



「陸が避けてばっかで
話をしようとしてくれないから。

だから毎日毎日、探し
回って――」


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