《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「生徒会長がこんなとこで
油売りか?

暇なもんだな」



見下した冷たい口調。

あざけってるようにすら
聞こえる。



(なんで……? 陸……)



「別に油を売ってる
つもりはないよ。

視察のついでに少し話を
してただけだ」



会長の口調も、静かだけど
心なしかいつもより固かった。



「ふぅん。話、ね。

会長様ともあろうお方が、
堂々と下級生たらし込んで
いーのかよ?」



「……女の子の前で下品な
言い方しないでくれ。

僕はいいけど、彼女に失礼だ」


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