《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

あたしを見てるのかと思った。



でも、違う。あたしとは
視線が合ってる感じがない。



陸が見てるのは――…


あたしのすぐそばにいる、
生徒会長――…?



「……まいったな。

せっかく芹沢さんと
話してたのに」



会長が陸を見たまま
ポソリとつぶやいた。



動揺しながら、今度は
二人を交互に見るあたし。



陸はコーヒーのコップを
手に、ゆっくりとこっちに
歩いてくる。



そしてあたし達のすぐ
そばに着くと、立ち
止まってこう言った。


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