走り去るバスの背中に
叫んだ、あの日。
それから1年後、あたしは
地元の公立中学に入学した。
小学校の友達もみんな
いるし、陸と仲良かった
1コ上の男の子もみんないる。
――だけど、陸だけがいない。
あたしにはそれが耐えられ
なかった。
だから――中1の夏を
迎える頃には、もう決意してた。
あたしも、陸と同じ学校に
行くって。
東京の名門校なんて、
あたしが行くような所じゃない。
小6の時にはそう思ってた
けど、陸のいない寂しさは
それ以上だった。
_
叫んだ、あの日。
それから1年後、あたしは
地元の公立中学に入学した。
小学校の友達もみんな
いるし、陸と仲良かった
1コ上の男の子もみんないる。
――だけど、陸だけがいない。
あたしにはそれが耐えられ
なかった。
だから――中1の夏を
迎える頃には、もう決意してた。
あたしも、陸と同じ学校に
行くって。
東京の名門校なんて、
あたしが行くような所じゃない。
小6の時にはそう思ってた
けど、陸のいない寂しさは
それ以上だった。
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