天使の恋愛日記




「花咲ってさ…
 高校卒業したらなにすんの?」


「え…」

特には考えてないけど…
なかやんのお嫁さん…とか??



黙っていると
なかやんから話してくれた。



「俺はさー車とかバイクとか
 いじれる仕事がいんだよねー
 なんかそういう事しかできねぇし…
 給料とか少なそうだけど
 まぁそこは…さ
 花咲がカバーしてほしいんだけど…」



どん…どん…


花火の音の振動が胸に響いていたけど


それとは別にどんどん
胸の高鳴りが大きくなっていった――


絶対安定した職業に就こうって思ってしまった――

ダメな私――