ζτογу-1nd-






―――…パタンッ





ウンテンシュ
「お客サン
何処までですか?」





タクシ
「〇〇まで
お願いしまぁ〜す♪」





拓真は
運転手サンに行き先を告げると





―――…ギュッ…





陽菜の手を握りながら
肩に保たれてスヤスヤと
気持ち良さそうに
寝息を立ててる拓真を見ながら
陽菜もウトウトする。





―――――……





……―――――









ウンテンシュ
「お客サン。着いたよ。」





ヒナ
『あ!すいません…。

………拓真…起き…』





タクシ
「ありがとうございましたぁ♪」





―――パタンッ





そう言って拓真は
陽菜の手を引いたまま
タクシーを降りた。





ヒナ
『いつから起きてたの?

ってゆうか……

タクシー帰しちゃったら
………陽菜…帰れないよ…。』





タクシ
「家に泊まれば良いじゃん♪」





ヒナ
『………。』





タクシ
「…嫌だった?
…俺は…まだ
陽菜と一緒に居たいんだけど…」





ヒナ
『………嫌じゃなぃょ…』





手を繋いで歩きながら
ゴソゴソとカバンの中をあさり
鍵を取り出す。