「あー、食った食った。」

部屋で大の字になるナツキのお腹を触ってみた。

「お腹出てるよ。」

「あー、胃が出てんだろ。すぐ元に戻る。」

「あれだけ食べてすぐ戻るだなんて、成長期なんだね。今、身長どれくらい?」

「さあ…。175はあるんじゃねーの?これでも小さい頃はチビだったんだ。」

「へー、そうなの?ねえ、ちっちゃいナツキが見てみたい。見せてよ。」

「今?」

「うん、今。」

「面倒くせえ、後で。」

ゴロンと背中を向けた。

「どうせする事ないんだから見せて。」

反応のないナツキに、

「見たいんだってばー!」

とナツキの背中にもたれるように背中でぐいぐい押した。