ナツキが「ちょっと地味かも…。」と言いながら出してくれたのは、ニットのワンピースだった。

確かに地味だったけど、でもこれだったら大学生でも着てそうと思い、借りる事にした。

三人で向かったのは回転寿司。「何が食べたい?」と聞かれ、ここがいいと言った。

ナツキのお父さんはもう少し高級そうなお店を考えてたみたい。

でもね、今日は体育祭だったし、ナツキはたくさん食べそうだったから、それなら質より量かなと思ったんだ。

案の定、ナツキは一人で50皿位を平らげた。私は精々7~8皿というところなのに…。

流石にナツキのお父さんもこれには驚いたようで「腹壊しても知らんぞ。」なんて言ってた。