「なんの薬か分かる?」 頭がボー…とする。 体もダルい感じがして思うように動かない。 ただラールドの甘い声だけが頭に響く。 あぁ…こいつ。 やっぱ綺麗な顔してんな。 窓から差し込める日の光でラールドの青い瞳をさらに輝かせる。 「お…まえ…綺麗な目…してんな」 「…………Merci(ありがとう)」 ラールドは一瞬驚いた顔をしたがすぐに微笑み言った。 あぁ…まるで 花が綻んだみたいだ。 。