―休み時間―
「あー。しまった。先生からの伝言B組の人に伝えに行かなきゃ。ちょっと行ってくるね」
「行ってらっ」
正直言って、あまりB組には入りたくない。だってサツキに会っちゃうじゃん、、、。
ガラガラ。
「失礼しまーすっ」
私は、伝言を言い終えて教室に戻ろうとした時
「矢谷じゃん。さっきのことわぁ〜〜」
「バババカっ!やめてよ」
「わかったって。あはは」サツキはすごく笑ってる。私をどれだけバカにすればいいのだろう。
今日は、サツキがよく絡んでくる。
でも、正直嫌じゃなかった。

―掃除―
私はゴミを捨てにゴミ捨て場に向かっていた。
ゴミ捨ては好きだ。
いろいろな人と途中でおしゃべりできるから(←サボリ)
軽快に階段を降りていく。
すると、その先にはサツキがいた。
「矢谷じゃん。あははっ」
「ほんっとうに失礼な奴!人を指で指さないで」
「バイバーイ」
サツキは悪びれる様子もなくピースした。
やっぱ、サツキはチャライ。
学習しろよなー。
サヤがニヤニヤしてる。サヤとは昔から仲がいい。
サヤ、誤解しないでよねっ、、、。はーぁぁぁ。
ドンッ。私は給水機に衝突。どじすぎる自分が嫌になる。
「いったーッッッ。」
ふと、上を見るとサツキがニヤニヤ見てる。
私はわざとらしく、
「フンッ」って言ってゴミ捨て場に向かった。
ほんと、サツキってムカつく。ぶんなぐりたい。けど、我慢した。
ゴミ捨て場の帰り道、サツキがいなかったことをよかったと思う。
一方でもう少ししゃべりたいと思う自分がいた。