「母さん…母さんは悪くねーよ。」 俺が悪いんだ、俺が。 「ん……」 途端に、千夏がゆっとり目を開く。 「…おかぁ…さん?」 「千夏!?」 母さんは千夏が目を覚ましたのにに気付くと真っ先に千夏のベッドに近づいた。 「ごめんね、ごめんね。」 千夏の手を握り謝り続ける母さん。 俺をその姿を見守ることしか出来なかった。 「…大丈夫、だよ?お母さん。」 震えながら悲しい笑みを浮かべながら母さんにそう言う千夏。 「お兄ちゃんもね、駆けつけてくれたのよ?」 「え?」 気づいてなかったのかよ…。