「わかった」

まぁ仕方ないよね!

元々あたしがぶつかったせいでこうなったんだし

眼鏡、眼鏡っと

お♪

あったぁ!!

カチャ

多分これだよね...

これを可愛い少年にかけさせるのかぁ...

普通の人だったら緊張するんだろうけど

あたしは全然興味ないし

むしろロールキャベツ系だし

僕とか言ってる時点でアウトだし

っと
待たせちゃ悪いよね

「かけるよ~?」

「はい。」

カチャ

「ぁ、ありがとうございました。
ぇと、天海先輩」

「え、先輩?」

「あ、はい僕、今日からここで働くことになりました。
向井 春斗(はると)って言います。
よろしくお願いします!」

ほほぉ

このことを天使のスマイルって言うのか。
「よろしくね向井くん!」

まけじと私も営業スマイルをした

「あ、それじゃああたし行くね?
じゃあね向井くん」

用も済んだし眠いし帰りたかったから立ち去ろうとあたしが立ち上がった瞬間。

グイッ

「は!?」

チュッ