手を引っ張られて、あたしと逢沢の距離は気づいたらゼロ距離。



チュッ



「へ?
え、ちょっ……ん…。」


ちょいちょいちょい!!


息!

息!

息できないって!


「…ん~んん…!」


あたしは、逢沢の体をドンドンとたたいた。


だってもう限界だって!




スッ




やっと、唇が離れた。


「…ぷはっ!!
はぁ…はぁ…はぁ…」


あたしは必死に息を整える。

…死ぬかと思った。


ていうか、


「ここ…通学路だよっ!?」


何してくれてるんですか!?



周りの視線が痛いんですけど…。