「可愛いよ、宮前は。
俺の知ってる女の中で、一番可愛い。」


…っ////


「な、何照れてんだよ?!
本当のことじゃねえか。」


照れるよ!

照れますよ!

あのねー、女の子にとって可愛いとかって超嬉しいんだよ!?

こういう時だけ女の子面すんなって?

すいませんねー。


「あ、ここ…あたしん家。」


「おぅ。
…じゃあな。」


あれ?

逢沢ん家ってもっと奥?


結構遠いのかな…。


「そうそう。
明日も図書委員仕事あるから、サボるなよ。」


「嘘でしょ?」


「あぁ、嘘だ。」


バラすんだ、そこ。

変なとこ素直だな。


「俺がお前に会いたいだけ。」


…!?


「いつも会ってんじゃん!
同じクラスなんだし…」


「バーカ。
二人っきりじゃねえと、意味ねえだろっ////
…明日来いよ!!」


逢沢は、それだけ行って走って行った。

て、なんで来た道戻ってんの?




…もしかして、送ってくれた、とか?

…まさかね?