「ごめんね、隼人。
あたし…隼人のこと友達としてしか見れない。」


放課後、体育館裏…


崎本は憐に告った。

そして、フられた…


…のを、あたしは見ていた。


「…うん。
分かった。」


崎本…

泣いてもいいんだよ?


無理しないで。

我慢しないで。


「…サンキュ。
フってくれて。
スッキリした~!
憐のお陰で吹っ切れた。」


崎本…


今、すごい笑顔だ。


本当に、そう思ってるんだね…



それから崎本は、憐に蓮への気持ちを気づかせた。



憐が教室に戻っていって…



崎本だけが、体育館裏に残った。

いやまぁ、あたしもいるわけですが。