愛しの姫の攻略方法



「何キれてんのか知らねえけど、今日図書委員ですることあるから、放課後教室な。」


「はいはい。」


最悪。

面倒くさいし。

何より逢沢と教室で二人っきりっていうのが嫌。



「サボるなよ。」


逢沢はそれだけ言って、どっか行った。





「頑張れ、憐!
逢沢と仲良くね!」


「そうよ!
あたし達応援してるから!」


応援って…

この二人はまだ何か勘違いしてるし。

さっきの会話聞いてたのにそう思える神経が凄いよ。



鈍感か?

この二人。