放課後……



俺は憐に

“図書委員の仕事”

とか言って、一緒に帰ろうと思ってたのに…


「憐~
一緒に帰ろうぜっ
家も隣なんだしっ♪」


クソ。

先を越された。


あの、崎本ヤローに。


「あ~…
でも、図書委員の仕事あるんじゃないかなぁ?」


憐は、崎本にそう言った。


ザマーミロ、崎本!

バーカ、バーカ!(←小学生かっ‼by作者)


「そ。
今日は図書委員の仕事あるから。
つか毎日あるから。」


俺は、憐と崎本の会話に割って入った。


「んじゃ、俺、待っとくわ♪」


「や、もう…
超時間かかるから。
待ってたら日がくれるから。」


俺は、崎本にそう言った。


「いいよ。
何時間でも待つって。」


「でも憐は俺と一緒に帰るから。」


俺がそう言うと、崎本は少し黙った。