マキは私の話を聞いてから言う。
「そっか―……どうすんだろね?あいつは。でも断るんぢゃない?あいつ告白OKしたこと無いみたいだし………。」

「そうかなぁ………?」

「そんな気落とすなって!!」

マキが私の背中をポンと叩く。

「でも、あの美人で有名なB組の南波奈美ちゃんだよ?いくら健太でもOKしちゃうんぢゃ……」

「大丈夫、大丈夫……まぁ、もしあいつら付き合ったら俺がお前を慰めてやるからさ、な!!」

「ははは、ありがと―。
マキ最高ぉ、大好きだよ―」

私はそう言ってマキに抱き付く。
やっぱりマキは良い奴だ。

「んぢゃあたしもう行くね!!
マキと話して元気出たし!!
ありがとねっ部活頑張って!!」

「おうっ!!」

私はマキに手を振って
歩きだした。

……健太達もう理科室から出た
かな?行ってみよ。

私は理科室へ駆ける。