バレた!?

私は急いで走り出した。

タタタタ………

階段を駆け降りる。

一階まで走ってようやく足を
止める。理科室は三階なので
もう大丈夫だろう。

私は荒れた息を整えながら
校庭まで歩く。

「お―い、花燐!」

後ろから私の名前を呼ぶ
声がする。
振り返るとそこには中学から
同じの同級生
槙田悠介(まきた ゆうすけ)
通称マキがいた。

「あ!!マキ―!部活?」
「おう、そ―よ」
「流石全国3位バスケ部は大変
だね―」
「まぁ、今は休憩中。」
「ね―聞いてよ―」

私はマキにさっきのことを
話した。


マキは私が健太のことを好きなのを知ってて、よく相談にのって
くれる。
マキは口が堅くて、
私が言ったことを絶対に誰にも
言わないから安心していつも話ができる。
マキは凄くいい奴なのだ。