あの時も君は、笑っていなかったね
いつになったら笑ってくれるのかなぁ?
その日までまってるよ私。
君が笑う日まで。


「ピンポーン」
(もう眠いのにこんな朝早くから誰だろぉー)
「ぉーいあゆ開けろ!!!!」
「あぁ、せいやかぁ」
ガチャ
「お前まだ寝てたのかよ。今日は、人生で大切な日。お前の誕生日だろ!19歳!おめでとぉ。」
「ありがとぉー」
「よし!早くいくぞいつもの溜り場だ。みんなまってるぞ。」
いつもの溜り場とは、私たちが毎日のように、たむろっている、薄暗い不気味ともいえる小さな空き地だ。
「よし、早くいくぞ!俺のバイクの後ろ乗れ!」
「ぅんっ!」
ブゥーンブンブン
私わこうして彼の後ろに乗ることが多い。せいやとわ付き合ったりなんかしていない、いちいち付き合うなんてめんどくさかったため、私にとっては、こうゆう関係の方が都合が良かった。
でも私わたまに思う時がある。この大きな背中で私を守ってくれるかな?・・・・。
なんて思う時もある。自分でもバカバカしいとわ思うけど。結局わ捨てられるのが怖くて逃げていただけ。自分が一番臆病だって事は、わかっている。