なんで岩塩飴? え、あ、もしかして。 もしかしたらだけど 熱中症を気遣って くれてるのかも。 「ありがと」 やっと笑えていうと 小野くんはちらっと 愁くんを見た。 「あーぁ、愁惨敗。 ちょっとフォローしに いかなきゃ。 じゃ、またね」 ‥あ。うん、 一瞬のことだったけど 嬉しくて、 にやけが全然止まらなかった。