妄想彼氏

「利緒、私手伝うよ?」

「え…本当?」

「じゃあ裕也はリビングで待ってて」

「お〜」



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「利緒、口開けて」

「あ〜味見?ありがとう、ウマイよ☆」

今日の晩御飯はハンバーグとサラダ。

弥生と作れるなんて久しぶりだぁ〜♪

「…利緒、私裕也に告るよ」

「…うん」

私はなぜか弥生の言葉に動揺していた。

「頑張れ‥そだ、今度花火大会あるから一緒にいけば?私は水季でも誘うし」

「うん!誘ってみるね」


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「うっめぇ!!!!!」

「良かったぁ」

藤坂君に美味しいと言ってもらえて嬉しかった。

口に合うか心配だったけどこの分じゃ大丈夫だよね。

「ありがとな利緒」

「おう!これからはどんな料理だって作ってやるぜ」

「キャア〜カッコイイぜ利緒!!」

「「「アハハハハハハハ!!!」」」

久しぶりのみんなで食べるご飯はとても美味しかった。

一人の時とこんなに違うんだな。

"――暖かい"

そう感じた。