私の家のポストに入っていた一通の手紙。

その手紙は、私にとって地獄への招待状のような物だった。

"また遊ぼうね"の言葉の本当の意味。

まだ誰も知らない秘密。

私と綾音だけの秘密。

「前田?」

「…い………」

「え?」

「怖い…誰か…私を助けて…」

「まえ…だ」

「ふじ…さか君…!」

私は藤坂君の胸に飛び付いた。

すると藤坂君はそっと私を包み込んでくれた。

「大丈夫。俺が守るから」

そして、私の唇に柔らかいものが触れた。