ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





ざっと見てヤンキーたちは6人。



あたしはレジが1人だと無理だって判断して、あたしもレジに向かった。



レジのところに行くと、大学2年生の人が慌てながらあたしの方に駆け寄ってきた。




「澪ちゃんどうしようっ。あたしあぁいう系の人たち苦手なんだよー」


「大丈夫ですよ。何か危害加えるわけじゃないんですし」


「そうだけどさぁ…。どうもあの威圧感?がダメなんだよね。だって近くだったらもっと威圧感増すじゃない?」




今までにないってくらい小さい声でしゃべるから、本当にヤンキーが苦手なんだなって十分伝わった。



もう、ここはしょうがない。




「じゃあ、いいですよ」


「え?」


「裏にいてください、あたし1人でレジ担当しますから。いなくなったら呼びに行くんで」


「え、いいの?」


「どうせ仲間で会計は一緒だろうし。あたしヤンキーには慣れてるんで、任せてください」




あたしが自信満々にそう言うと、『ありがとう。このあとなんか奢るから許してねっ』と謝って、裏の休憩室へと行った。




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