ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





けど、この際ブラジャーは無視しよう。


いっそのこと押し倒されてることも忘れよう。



じゃなきゃ真面目な話をできそうにない。



蓮の澄んだ目が、真っ直ぐあたしを見つめている。




「ずっと一緒とか正直重いし、先のことなんか分かんねぇけど、」


「……」


「どこかで安心したい自分もいる」


「……」


「今まで自分勝手にやってきた分、澪と別れんのが怖ぇ」




あまりにも蓮が真剣だから。

あたしも真剣に聞かなきゃって自然とそう感じた。



蓮は今こうしてあたしだけを見てくれていること。



それは蓮があたしを信じてくれているからで。



親の愛情を知らないがために、安心を求めるのは当たり前のことだと思う。




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