チャラ男はやっぱりチャラ男か……。
人はそう簡単に変わらないって誰かに聞いたなぁ……
なんて、未だに3人の輪の中に入れずにいるあたし。
はぁ……。
自然とため息が洩れる。
この状況ってかなり虚しいっていうか、彼女として情けない。
自分に自信がないからお姉さんたちに立ち向かっていけないのが情けない。
これ以上情けない気持ちになりたくないから1人で部屋に戻ってよ……。
そう思って、3人の横を通り過ぎようとしたときだった。
「お姉さんと遊んだら確かに楽しそうだけど」
「楽しそうだけど何?」
「お姉さん美人じゃん?他にイイ男が相手してくれると思うんだよね」
「じゃあ蓮くんが相手してよぉ」
「それは出来ねぇなぁ」
「何でぇ?」
「俺がぞっこんの可愛い彼女が待ってるから」
ちょうど蓮の視線の先にいて、あたしは蓮と目が合った。
「つーか、たぶんお姉さんたちじゃ俺を満足させれねぇと思う」
「……なら逆に聞くけど、彼女なら満足できるの?」
「満足っていうかそれ以上。夜は彼女、マジでエロいから」
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