女湯の前には蓮がいて―――……近くには、なぜか温泉にいたナイスボディなお姉さんがいた。
何やら3人で楽しげに話していて、出てきたあたしに気づいてるわけがない。
でも、こうして3人が話してるのを見る限り、あの話はあたしだったんだと実感する。
そりゃそうだよね。
そんなに同姓同名いないし。
――…てか、蓮は楽しそうに話してんじゃん!
これは良いわけ?
「これから遊ぼうよぉ」
「それか、あたしたちの部屋来てもいいよ?」
「どうしよっかなー。彼女いるからなー」
「えー…彼女なんか放っておきなよぉ、ねぇ?」
「そうだよ。あたしたちと遊んだ方が楽しいよ?」
満更でもなさそうだし!
むしろお姉さんと遊ぶか悩んでるし?!
あたしからしたら、ふざけんなよって話。
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