ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





タオルを蓮のおでこに置くと、険しい表情が和らいだ。



少しは苦しいのがなくなったみたいでよかった。



ホッとして蓮の顔を見てたら………口の端が切れてるのを見つけた。



それが痛々しくて、あたしは絆創膏を持ってきて切れてる部分に貼った。




「慣れてんな」


「そう?まぁ、だてに朔の片割れやってないしね」


「だよな。あいつ中学ん時しょっちゅう怪我して帰ってきてるイメージ」


「何で分かんの?マジでそうだったんだけど。だから、いっつもあたしが手当てしてあげてたし」


「意外に優しいな」


「そうだよ優しいんだから――…って、意外にって何よ意外にって!」




………つい数分前までの怒りはどこに行ったのか、


あたしは蓮といつものように話しちゃってる。



もうこうなったらいいんだけどね。



痣と腫れがあって熱まで出ちゃってるけど、病院行くほどの怪我じゃなかっただけで安心した。



朔が過去にあまりにひどいケンカして帰ってきたから、大抵の怪我は見慣れちゃって驚くことはない。




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