ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





朔の言う通りにして、あたしは朔に蓮の家まで送ってもらった。



あたしが朔に『何で家?』って聞いても『とりあえず行け』としか言ってくれなくて、


あたしはしぶしぶ蓮の家の前に立った。



はぁ……。

連れてこられたはいいけど、どうすればいいのよ。



蓮は今機嫌悪いんだし、あたしが何したって変わらない気がするんだけど……。



まぁとりあえず電話したら出てくれるかな。



……だけど蓮が出ることはなくて、留守番電話サービスに繋がってしまった。



………だから、あたしはもうやけくそで蓮の家のインターホンを押した。



鳴った数秒後ドアが開いて―――……そこには蓮がいた。




「……」


「…っ」




思わず…………言葉を失った。



蓮はドアを開けた瞬間、あたしの肩に体ごと寄りかかってきた。




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