お母さんが年越しそばを作ってくれたからたまり場でみんなで食べて、
11時半頃に地元のお寺へと向かった。
冬のバイクは本当に寒くて、凍え死ぬんじゃないかと思った。
お寺に着くと既にたくさんの人が来てて、初詣のためにもうお賽銭箱にはたくさんの人が並んでいた。
「さみぃ、糞さみぃ」
「死ぬ!これマジで死ぬ!」
「まだかよー」
無事に初詣を済まし、次に初日の出を見に行った。
新しい年になり………地元はお正月だからか静かになった気がした。
………新年も2日が過ぎ、1月3日――…。
あたしは蓮と旅行することになっていた。
まさか本当に行けるとは思ってなくて、
前日に『明日旅館予約したから、支度しといて』とだけ言われて、急遽お泊まり旅行することになった。
.