大翔はあたしも知ってる男友達といて、久しぶりに会った友達に『久しぶりじゃん』とか色々言われた。
そしたら、あたしと大翔のことを知ってるのか、空気を読んでなのか知らないけど………
その友達数人は『あっちにいる』と行って、近くにある公園に行ってしまった。
「あの日……以来だな」
「そうだね……」
「実はさ、俺、お前に言ってないことまだ1つあったんだよ」
「……え……?」
あたしにまだ言ってないこと?
「気付いてたかもしれねぇけど………マジでお前のこと好きだった」
「…っ」
「最初は利用できるとか最低なことしか考えてなかったけど、変わってねぇ澪見て、ほんとに惹かれてた」
「……」
「こいつには言うなって言われたけど……やっぱ言っとかないと気持ち吹っ切れない気がして」
「……」
「なぁ、澪。マジでこいつに泣かされたらすぐに言えよ?今は一途みたいだから許してやるけど、泣かせたら許さねぇし」
大翔の………まさかの告白。
気持ちには答えられないけど、嬉しい気持ちに変わりはない。
やっぱり、大翔は昔の優しい頃と変わってなんかいなかった。
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