「あたしと蓮って別れてたかもしれないんだね」


「あいつのせいで、って意味?」


「まぁ…。でも、憎まれる蓮も悪いんだからね!」


「……それに関しては何も言えねぇから困る。つーか、ちゃんと反省してっから」


「し、知ってる」


「今は澪ちゃん一途だし?」




晶乃が待ってるファーストフード店へ戻り、あたしの家に帰ることになった。



でも、啓介が迎えに来たため、啓介と晶乃はどこかへ行ってしまった。



だから、たまり場にはあたしと蓮しかいなくて、さっきまでの大翔との話が一気に脳裏に浮かんだから、なんとなくその話をし始めた。




「もう澪ちゃんにぞっこん」


「てか、澪ちゃんって止めてくれない?なんか……恥ずかしい」


「恥ずかしいか?いいじゃん、澪ちゃんって可愛いくね?」


「そういう問題じゃないってば!」




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