蓮の腕があたしのお腹にまわり………すっかり勉強中なのを忘れて、蓮のキスを受け入れてしまった。
キスはだんだん深くなり、舌が入ってきて激しくなっていく。
違和感を感じると思ったら………蓮の手がブラウスの中に入っていた。
次第に上がってくる手は、胸に触れそうになり――…。
その瞬間、ガチャッと音がした。
音からして、玄関のドアが開いたみたいで……。
「……」
「……」
状況を把握できないあたしと蓮は2人して動きが止まった。
でも、すぐに危ない状況だと理解できた。
「チッ」
分かりやすく舌打ちをした蓮は、素早くあたしから離れた。
少し乱れた制服を直し、シャーペンを持って勉強をしてるフリをした。
………すると、ノックもなしに部屋のドアが開かれた。
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