耳や首が弱いあたしは嫌でも反応しちゃって、蓮はそれを見て楽しんでるようだった。
「蓮…っ!」
「なにー?」
「なにー?じゃないしっ。その息吹きかけんの止めてってば」
「ん?」
出た!得意のおとぼけ。
そんな可愛く『ん?』って言っても、騙されないしね?
問題を解こうとするけど、やっぱり気になっちゃって問題が頭に入ってこない。
それに、ちょっかいがエスカレートしてきてると思うのは………あたしだけ?
「ちょっ、蓮っ…」
「んー?」
「止め、てっ…」
焦らすように首をゆっくりと舐めてきたと思ったら、耳をカプッと唇で挟まれた。
あたしが『ん…っ』と声を洩らすと、蓮が『かわい』と、今度は耳をペロッと舐めた。
その時にはもう持ってたはずのシャーペンが蓮によってはずされてた。
顔を蓮の方に向けさせられ、軽くキスをされた。
.



