ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





次にあたしの首に顔を埋めて責めてきた。




「んっ…」




それだけで嫌なはずなのに甘い声が洩れてしまうのは……相手が蓮だから。



もう抵抗はしないと思ったのか、頭上で掴まれていたあたしの手は解放された。



けど、本当に抵抗する気はなくなっていた。



というか、抵抗する気力がなくなっていた。



それをいいことに蓮は服の中に手を入れてきて、あたしの胸へと触れた。




このまま……最後までするつもりなのかな……。



こんな気持ちのまま?


モヤモヤしたまま?



蓮が何を考えてるのか分かんないのに?



そんなの………やだ。



蓮の手が胸へ触れてるけど………何も感じない。



………むしろ……涙が出てきた。




あたしは蓮だけが好きなのに。



わざわざ言葉で言わなくても蓮なら分かってくれると思ってた。



なのに一切あたしの話を聞こうとはしてくれないし。




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