玄関からすぐ右にある部屋へと案内され、そこは蓮の部屋のようだった。
って言っても、ベッドとテーブルとテレビだけのシンプルな部屋。
蓮がどこかへ行っちゃったため、どこに座っていいか分からず………ベッドに座った。
昔は男子の部屋に普通に入ってたのに、彼氏の部屋には入ったことがないからか、すごくソワソワする。
落ち着かないあたしは、蓮がドアを開けただけで肩がビクッとした。
そのせいで、さらにドキドキし出したあたし。
そんなあたしを―――……部屋に入ってくるなり、蓮はいきなりベッドへ押し倒した。
「へ……?」
いきなりのことで、まぬけな声が出た。
だけど、蓮にはあたしの声が聞こえてないのか………あたしのTシャツの中に手を入れ始めた。
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