ぞっこん☆BABY〜チャラ男のアイツ〜





バイクを降りると、蓮はバイクを押しながら奥へと進んでいった。



ついていって、たどり着いた先は―――……小さなアパート。



蓮は近くの空き地にバイクを停め、ドアの鍵を開けた。




「蓮の……家?」


「あぁ」




蓮はまだ怒ってるようで、あたしを1度も見てくれない。



そのあと………あたしは初めて蓮の家へ入った。



中はお世辞にもキレイとは言えなくて、狭く古びた感じだった。



……そういえば、蓮の家のことって聞いたことなかった。



あたし何も知らない……。



何人家族なのかとか、兄弟はいるのかとか。



分かってるつもりだったけど………知らないことがまだあったんだ。




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