「本当は、今日集まりがあったわけじゃないんだ」


「……」


「俺が……頼んだ。澪と会いてぇから、みんなも一緒に来てくれって」


「……」


「好き、なんだよ。中学ん時からずっと」




『何人かと付き合ったりしたけど、やっぱ澪が忘れられねぇ』と。



まさかの……告白。




「澪がアイツと付き合ってるって聞いて、マジで腹立った」


「……」


「アイツは絶対澪のこと傷つける。これから先、澪が泣くのは目に見えてる」


「……」


「アイツは澪を幸せにできない」


「……」


「でも、俺は澪を幸せにできる自信がある」




今までにないくらい………大翔の目は真っ直ぐで。



初めて大翔に告白された………あの日を思い出す。



心臓がすごくドキドキしてる。



大翔なのに、大翔のくせに。



何であたしは、こんなにドキドキしちゃってるんだろ。



大翔の真剣さに………つい、涙が溢れ出た。




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