女慣れしてる蓮は、いつだってどこだって関係なく、恥ずかしげもなく思ったことを言っちゃうような男だった。
蓮の後ろで拓斗は『ここでは止めろよ？お前らのヤってるとこなんか見たくねぇから』
と、ふざけたこと言っててムカついた。
「つーか、それは反則だろ」
「いや、何が反則なのか分かんないんだけど…」
「連れて帰りてぇ」
「……っ」
何を言っちゃってんの、この人は！
誰にもこの男の暴走を止めることはできないみたいで……。
いきなり教室を見渡し始めた蓮は。
「なぁ、澪連れて帰っていい？」
教室にいる人たちに向かって、そんなことを聞き出した。
クラスのみんなは一斉に、あたしたちの方を見た。
すると、クラスの女の子たちが反応してくれた。
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