「見て!超似合ってない?!ヤバいよね!」
晶乃はあたしの後ろから顔を出し、背中を前へグングンと押した。
蓮との距離が縮まり、顔を上げるとすぐ近くに蓮の顔があって、恥ずかしさから俯いた。
でも上から密かに感じる―――……蓮からの視線。
超見られてるんだけど!
こうやって無言で見られてるだけなら、逆に何か言ってほしいんですけど!
この無言が、怖いんですけど……。
「何か……言ってよ」
このまま蓮の反応を待ってることに耐えられなくて、あたしから口を開いた。
すると、蓮はやっと言葉にしてくれた。
「襲っていい?澪ちゃん」
しかも恥ずかしげもなく………ハレンチな言葉を口にした。
「なな、何言ってんの?!」
「何言ってんのって、今すぐ襲っていいかって聞いてんの」
「いいわけないでしょうが!てか、そういうこと聞いてんじゃないしっ」
「警官姿見ての感想だろ?そのまんまだよ。今すぐ襲いてぇくらい可愛い」
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