2日間授業が潰れて学校祭準備があり、クラスのみんなで役割分担をして協力した結果、
なんとか学校祭当日に間に合った。
そして、学校祭1日目――…。
今日はバカ松の生徒だけで行われる学校祭ということもあって、そこまで人がたくさんいるわけじゃなかった。
けど、普段来ないようなオーラが違うヤンキーの先輩たちが来ていて、
さらに校内の柄の悪さは増した。
あたしのクラスは午前と午後で担当を分かれてカフェをやることになって、
あたしと晶乃は午後担当だったから、午前中は他のクラスを回ることにした。
中庭には出店があって、お団子のお店があったから列に並んだ。
「やっぱ高校の学校祭って中学ん時と全然違う!」
「だよね。やっと本物の学校祭やってるって感じ」
「そうそう!超テンション上がるーっ!」
列に並びながら晶乃といつものように雑談をしてると、誰かの『いってぇ…』という声が聞こえた。
声のする方を見ると――…
そこには怒りを露にしてる体格のいいヤンキーと………
蓮と拓斗がいた。
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