けど結局は晶乃の押しに負けて、あたしは学校祭で着ることになった。
出掛けていた蓮たちが帰ってきて、あたしと晶乃は1階に下りた。
さっそく晶乃があたしが学校祭でコスプレをすることを報告してくれちゃって………
みんなに大爆笑された。
「あたしが自分で着るって言ったんじゃないからね?晶乃が着てって言うから着るだけだし」
「だからって澪が警官って!超ウケるんですけど!」
「はぁ?何がウケるか全然分かんないしね!」
「絶対似合わねぇ!百パー似合わねぇ!見た人全員が2度見すんに決まってる!」
「何言ってんの?カフェだから教室から出ないし、大雅には見せないから余計な心配しなくて大丈夫ですー」
「心配も何も、この俺がそのウケる警官をわざわざ教室まで見に行ってやんよ!」
「来なくていいから!つーか絶対来ないで!」
1番バカにしてきたのは、もちろん大雅。
ヤツには絶対見せないって心に決めた。
.



