だけど、問題はそこからだった。



晶乃と啓介が帰ってきて、晶乃は無理矢理あたしの腕を引っ張ってたまり場を出た。




「ねぇねぇどうだった?!ついに大人の階段上っちゃったの?!」


「声でかいってば!」




聞いてくる内容は予想できてたけど、あまりにも晶乃の声が大きくてビックリした。



思わず晶乃の口を手で押さえた。




「ごめんごめん。で?シちゃったの?」


「……うん」


「きゃーっ!ついに澪も女になったってわけだね」


「まぁ、ね?てか、そんなに大騒ぎすることじゃないと思うんだけど…」


「いやいや!大騒ぎするでしょ!」




晶乃が少し落ち着いてから、たまり場に戻った。



たまり場でも晶乃がニヤニヤしながらあたしを見てくるからハラハラしてた。




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